* 双界幻幽伝 *


ここは、小説『双界幻幽伝シリーズ』の紹介ページです。

絵柄と帯の煽りでたまたま手にしましたが、予想以上のヒット!
最近、中華風ファンタジーが好みです。

【 BOOK DETA 】

出版社 エンターブレインビーズログ文庫
著者 木村 千世
イラストレーター くまの柚子
価格 各560円(税別)
カテゴリ・キーワード 中華風ファンタジー、男女恋愛
主人公異能、身分差、甘い
シリーズ化 有り。(現在6巻まで発刊)
メディアミックス化 まだ、なし。

【 内容 】

巷で噂の幽鬼が見える『天然公主』朧月・・・・・
その実態は、超後ろ向きな引き込もり少女だった!

そんな彼女のもとに、ある日無愛想な武人がとある依頼を持ってきて・・・!?
(公式より)

ヤル気なし主人公とワケあり武官の、愉快痛快中華ファンタジー。


【 独断と偏見による感想 】

◆きっかけはまたもや表紙絵です。
くまのさんは存じ上げなかったのですが、女の子の可愛らしさ!ヒーローの格好よさ!!
そして、衣裳や背景の色使いなどが非常にキラキラしていて、これぞ『少女小説!』と思い購入。

◆ヤル気のない引きこもり主人公という、かなり変わった設定に惹かれました!
引きこもるのにもちゃんと理由があって、その辺りの話はちょっと切ないです。

◆ヒーローの蒼刻がまた、カッコいいのに残念なイケメンというか(笑)
本人が残念なのではなく、「本人の境遇」が残念ですwwでも、すごくいい男なのが描写から伝わってくるので、
飼い主+ペットの関係から恋人?になりそうな過程を2828と見守りたい感じです!

◆シリーズ通して、少し大きな敵対者がいますので、それらとの戦いもあって、適度にハラハラドキドキさせてくれます
し、主人公や蒼刻には謎もあるので、その解明にも注目出来る作品です。

<メイン登場人物>
・姚朧月(ようろうげつ):主人公。引きこもりの公主。
幽鬼が見える瞳を持つ。黒髪碧眼で外見は可愛い。でも性格がやや後ろ向きでヘタレ。

・劉蒼刻(りゅうそうこく):三大家である劉家の御曹司。銀髪を三編みにし、右目に眼帯。
顔は端正だが、目つきが悪く無愛想で口下手の武官。基本的にツッコミ担当。
武人としての腕前はかなりのもの。
静心の壮絶な嫌味と、天祥の愛情を一身に受けている受難体質の常識人。

玄静心(げんせいしん):朧月の異母兄。黒烏州刺使。長い黒髪の美形。
四書五経に通じる怜悧で優秀な人物だが、正直かなりのシスコン。
妹と日に日に仲良くなる蒼刻に対する嫌みの言葉はいっそ清々しい程、敵意に満ちている。
文官のくせに、実は結構戦闘力も高い。

・華天祥(かてんしょう):神華国の太子。外見は完璧な麗人で地位もあり金もあり頭もいい。
公では優等生だが、飄々としており人をからかうのが好きという困った人。
朧月と蒼刻を非常に気に入っており、両方とも自分のモノにしたいという残念な嗜好持ち。

◆中華風ファンタジーならではの風景描写や、舞台設定が華やかで素敵です。
旅の仲間にはナイスバディな幽霊の姉さんや人語を話すダンディな百虎がいたりして、メインキャストも
偏りなくバラエティに富んでいるのも飽きさせない要因の一つかと。

双界幻幽伝公式ページ には紹介のほか、番外編が読めたり、くまのさんの漫画が読めたりと
文庫を読み終わった後も楽しめる、非常にサービス精神の高い作りになってます!





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