* 金曜紳士倶楽部 *


ここは、小説『金曜紳士倶楽部シリーズ』の紹介ページです。

久々に良い萌え具合の文庫に会えました(笑)
しかし、いつから「ホワイトハート」ってBL文庫に・・?

【 BOOK DETA 】

出版社 講談社X文庫”ホワイトハート”
著者 遠野 春日
イラストレーター 高橋 悠
価格 550円(税別)
カテゴリ・キーワード BL系、現代モノ、美形金持ち、微サスペンス、
純愛、王道、議員と秘書、幼馴染
シリーズ化 有り。(現在2巻まで発刊)
メディアミックス化 一作目がCDドラマ化。

【 内容 】

東京の目黒区駒場に建つ瀟洒で豪華な西洋館に
『無憂館』と名づけて溜まり場にしている青年達がいた。

彼等は「金曜の夜に暇を持て余しているなら、暇な者同士お茶でも飲んで、
新聞を読むというのはどうだろう」という提案により発足した『金曜紳士倶楽部』のメンバー。
政界の名門東郷家の御曹司で議員の”東郷鷹也”、その秘書”篠宮千歳”、
大財閥の御曹司”大日方稀一”、その稀一の幼馴染で日本舞踊宗家の跡取り”勧修寺凛”
政財界や裏世界に顔の聞く祖父を持つ名門金森家の御曹司で大学生の”金森拓海”
広域指定暴力団佐久間組四代目組長の次男”佐久間京介”の6名で構成されている。

各界の雄であるともいえる彼等が身近に起きる不思議な出来事や
興味をもった事件に首を突っ込み、事件の謎を解こうとするのだが・・。
1巻で、自殺未遂を図ったピアニストの事件。
2巻で幽霊がさまよう別荘の謎をといてます。


【 独断と偏見による感想 】

◆書店でタイトルと表紙の絵を見てまず「んん?」とひっかかりました(笑)
こういう系はやはり表紙絵の威力が私的には結構大きいのです。好みの男がいました(笑)
◆登場人物紹介欄を見て、購入を決定(笑)ホワイトハートはBLじゃないと思っていたので
(ちょい前に買った「キャットウォーク」もBLじゃなかったし)中身を読んでちょっと驚きました。
そういう描写がもろありますので、苦手な人はご注意。

◆6人もメインメンバーがいるので一体どんなかと思ったら、一応議員の鷹也と秘書の千歳の話が
メイン(?)
で描写されてます。 メンバーの中で出来ちゃってるのがこの二人。肉体関係ありです。・・が!
千歳は一般庶民の自分がメンバーにはふさわしく無いと遠慮してる部分があって、
しかも鷹也は本気で千歳にメロメロなのに「鷹也は立場上派手に女遊びも出来ないし、
身近にいる自分で欲望のはけ口に使ってるのかも」などと、他のメンバーが知ったら唖然とする
であろうことを本気で思い悩んでいるような人です・・・vv
(でも普段はポーカーフェイスで全く思い悩んでるように見えない。そこがツボ:笑)
焦れったいので、さっさと鷹也が告ってしまえばいいのですが、「愛してる」と言葉では素直に言えない
鷹也がアホ可愛いです。
鷹也は生まれながらのリーダー気質で、他者を圧倒するような類稀なる存在感の持ち主。
普段は寡黙で冷静沈着な俺様タイプだが、大学生のときキャンパスで千歳に一目惚れし、
「欲しいものは手に入れる」と早速口説きにかかる位には情熱的のようです。←しかも成功するあたりが鷹也様。
以来、千歳が関わると面白いくらい動揺したり嫉妬したり忙しそうです(笑)

更に、鷹也の親友の大日方稀一。
こいつがまた、図体はでかいくせに奥手で最高です(爆笑)
隣に住む幼馴染の凛を昔からずっと見守ってるせいか、兄弟のように仲の良い二人。
でも稀一はそれ以上に凛のことが好きなのに、鷹也のように強引に体の関係を迫る事も出来ず
”見守るお兄ちゃん”の立場のまま。でも、私はそんな稀一が大ッ好きです!!(笑)
鷹也に劣らずのキャプテンシーを持ち、知恵もあり、それに見合う行動力と豪胆さを持ち合わせ
場の雰囲気を読むことに長け、皆に気を配る優しい男です。嫁に行きたい位のいい男です。
実は凛も稀一のことを特別に想ってるのに奥ゆかしくて控えめな彼も表に出してません(爆笑)
彼等の行方が目下のところ一番気になってます。

そしてメンバーのムードメーカー金森拓海。
拓海は見た目が軽い系なので第一印象悪かったのですが、読んでみると一番可愛い!(*^_^*)
お金持ちに生まれて不自由なく愛されて育ったんだと思います。
日本を影で動かすという祖父を持ち、両親を既に亡くしている彼は見た目よりは色々事情を知る
大人かもしれませんが、無邪気で好奇心いっぱいの彼の自由な言動が、いっそ痛快です。

最後にヤクザの息子、佐久間京介。
現在金融業の社長という一番妖しげで危ない仕事をしてる彼。
千歳に絡んで鷹也の怒りを買ってみたり(笑)真意が微妙に読めない彼ですが、
2巻にて側近の片村に対して複雑な感情を抱いている事が判明(笑)なんだ結構可愛いトコあんじゃん(^^ゞ
端正な美貌に獰猛な色気を併せ持つ、負けず嫌いの男前。

◆こういう文庫はキャラ萌えだけで成り立ってるところがちょっとあるのですが、
この話は物語の軸になる事件や謎もキャラの心情とかと微妙に結びつけつつ進むので、
とても読みやすく、楽しめました!

◆このシリーズの1作目はCD化もされているようなのですが、まだ購入してません。
声がイメージと違ってしまうのが怖いのですが、結構豪華キャストのようなので、
見つけ次第購入しようと思います。





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