* 英国妖異譚 *


ここは、小説『英国妖異譚シリーズ』の紹介ページです。

「ホミコレ」繋がりで読んでみたら・・
恐ろしい程の萌え満載シリーズです。

【 BOOK DETA 】

出版社 講談社X文庫”ホワイトハート”
著者 篠原 美季
イラストレーター かわい千草
価格 巻によって異なる
カテゴリ・キーワード ミステリ、オカルト、全寮制学園もの
主人公愛され系、美形満載
シリーズ化 有り(全20巻+番外編4巻)
メディアミックス化 有り(CD化)

【 内容 】

イギリスにある名門パブリックスクールが舞台のオカルトミステリ。
各国の名門の子息が通う全寮制の学園で 毎回何かと事件がおきます。
毎回たくさんの登場人物(人外もあり)が出てきますが
以下メイン3人が中心で話は進みます。

・ユウリ=フォーダム:16歳。日本人の血を引き、外見も全く日本人だが
「在らざるものが見える」特殊能力者。
この物語の主人公で、「東洋の真珠」とのあだ名を持つ。
・シモン=ド=ベルジュ:17歳。フランスの大貴族の嫡男。輝く黄金の髪と見事な碧眼。
ユウリの守護者で「輝ける種族の末裔」。
寮長でもあり、人を惹き付けるそのカリスマ性で学年問わず羨望と嫉妬の視線を受けている。
・コリン=アシュレイ:18歳。学園で「魔術師」の異名を取る変わり者。
青灰色の少し長めの髪を束ねているのが外見的特徴。
頭脳明晰容姿端麗とシモンと変わらぬ才能を持つが
傲岸不遜で怪しい噂の絶えない彼は畏怖の念で見られている。
ユウリの能力に関心を抱き、何かとちょっかいをかけ、シモンの不興を買っている。

個性の強いこの3名+寮生たちが体験する、不思議な出来事・・・。
思春期の少年達の思惑が交差しつつ物語は紡がれていきます。


【 独断と偏見による感想 】

◆前回引っかかった『ホミコレ』がとっても良作だったので、もう一つのシリーズに手を出してみました
こちらの方がメインで執筆なさってるようで、既に20巻以上発行されている人気シリーズです。
更に大学生編として『欧州妖異譚』というタイトルで続編刊行中。
◆全寮制男子校の物語と聞いて、私の萌えラインは突破してるのですが(笑)
いかんせん巻数が多くて読むのに気が引けてました。・・・が購入してよかった!!
◆こちらもやはりBLの匂いがしますが、微妙なラインです(笑)
 でもホミコレよりはあからさまにべたべたしてる上に、寮生の中にはデキてる奴等も・・。

◆何というか、主人公ユウリをめぐるメイン三人の三角関係が毎回ツボです。
ユウリは天然ボケが可愛いのですが、素でシモンやアシュレイを翻弄する様を見ると何気に末恐ろしい子です。
シモンに対して「大好きだけど、高貴で気高い彼の傍に平凡な自分は不釣合い」と本気で悩んだり
何かあるとすぐにシモンに頼ってしまう自分に嫌気が差したりと悩みが尽きないところもツボです。
アシュレイに対しても警戒しなくてはいけない相手だと分かっていながら、シモンに相談できない悩みが出来るとついその誘いの手を取ってしまうという、シモンにとっては心配してもし足りない状態に自ら足を突っ込む有様。

◆オカルトというと、宗教色も強く出がちで割と気が引けてしまうのですが
この作者は話の舞台になる背景や歴史考証をしっかりしていて、話の進め方も良く、とても読みやすく感じます。

◆1巻から4巻まではドラマCD化もされています。
声優ファンも喜ぶ豪華キャストです。シモン(cv鳥海浩輔)の格好よさとアシュレイ(cv子安武人)の胡散臭さは特筆モノです!





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